拒食症身体治療マニュアル 精神科医もできる!
: electronic bk
金芳堂
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登録番号 | 9MO009467 |
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和洋区分 | 和書 |
書名,巻次,叢書名 | 拒食症身体治療マニュアル : electronic bk 精神科医もできる! |
巻 次 | : electronic bk |
著者名 | 栗田大輔著 |
出 版 者 | 金芳堂 |
出版年月日 | 2014/07 |
ISBN1 | 9784765316118 |
注記 | 文献: p54 監修: 森則夫 アクセス:WWWによる 当科では安全かつ効率的な医療を提供すべく、行動制限療法やデイケアを含むANの包括的治療システムを構築した。 このマニュアルで精神科単科病院での拒食症(しかも重症)の治療が可能に! このマニュアルで精神科単科病院での拒食症(しかも重症)の治療が可能に!神経性無食欲症(拒食症)はあらゆる精神疾患の中で最も死亡率が高く、その死因には低栄養、あるいはそれに由来する身体合併症が関与していることが多い。また、不用意に栄養療法を行うと、リフィーデング症候群という致死的な合併症を生じることが知られている。そのため、精神科医は拒食症患者の入院治療を敬遠しがちであり、現在は内科や小児科で身体治療を受けた後に精神科へ転科することが一般的である。しかし、従来の方法ではANの診療が可能な医療機関は自ずと精神科病棟を有する総合病院に限定されてしまう。近年、拒食症患者が急増している一方で、総合病院の精神科病床数は減少傾向にあり、総合病院を中心とした拒食症の医療体制はいずれ立ち行かなくなることは明白である。現状を打開するためには精神科医も拒食症の身体的な病態生理を理解し、積極的に身体治療に携わるべきと考えた。そこで、浜松医科大学精神科では既存のガイドラインを参考に精神科単科病院においても利用可能な身体管理マニュアルを考案した。それは、栄養療法開始後の日数に応じて、行うべき検査を明示し、当日のバイタルサイン、諸検査結果などから投与熱量、輸液製剤とその投与速度、内服薬の種類や投与量などを具体的に規定している。当直帯や休日など、主治医が不在であっても同じ水準の医療を提供することが可能である。マニュアル導入後、その成果は驚くべきもので、まずリフィーデング症候群の発生が皆無になり、検査漏れがなくなり、入院期間が短縮され、治療方針が統一されたため、患者からの苦情がなくなり、安全かつ効率的な診療が可能となった。 |
件名 | BSH:摂食障害 |
配架場所コード | E003 メディカルオンライン |
URLアドレス | http://mol.medicalonline.jp/library/ebooks/detail?id=2373 |